スマホ版に
戻る

速報・現地リポート

トップニュース速報・現地リポート

世界選手権ロッテルダム大会(個人戦)

●女子シングルス3回戦
范瑛(中国) -8、7、10、8、7 福原

福原愛、5回目の世界選手権個人戦への挑戦はベスト32でストップした。
大会前のポーランドオープンでストレートで敗れている相手・范瑛。厳しい相手であることはドローの時点でわかっていた。中国女子7人目の世界代表は、上位進出を狙わせるのではなく、他国のエースをつぶしにいく「狙撃手」であることは明らかだった。
今大会好調を続ける福原のプレーはベストに近いものだったが、普通のカット主戦型には取りにくいはずの福原のスマッシュ、バック強打を范瑛は正確にカットで返球した。カットの打球点が高いため、強打でもしっかり返されると連続で打っていくのは難しい。バック表ソフトのツッツキで粘り強くチャンスを待ったが、范瑛のプレーは崩れなかった。

「横浜大会で期待に応えられなくて、すごく落ち込んでいた時期もあったけど、モスクワとアジア大会で自信をつけることができたし、今回こそはと思っていた。実力は足りないのが一番の敗因。実力があれば誰と当たっても勝てる。ずっとこの世界選手権のために練習してきたし、それは出せたので悔いはありません」と試合後の福原。五輪への推薦出場枠を巡り、難しい状況にいるが、「このオリンピック争いが始まってから、合宿でも自分としては卓球と向き合って、やれるところまでやってきた。あとは天に任せるしかない」と語った。