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速報・現地リポート

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世界選手権ロッテルダム大会(個人戦)

●男子シングルス4回戦
張継科(中国) 9、1、11、12 朱世赫(韓国)
王励勤(中国) 7、-7、8、10、6 許シン(中国)
ボル(ドイツ) 7、6、-11、-13、0、8 オフチャロフ(ドイツ)
陳杞(中国) -6、6、6、-12、6、-6、9 サムソノフ(ベラルーシ)

★準々決勝の対戦カード
王皓(中国) vs. 水谷隼(日本)
馬龍(中国) vs. 馬琳(中国)
張継科(中国) vs. 王励勤(中国)
陳杞(中国) vs. ボル(ドイツ)

男子シングルス4回戦が終了し、ベスト8が出揃った。
王励勤と許シンの上海市チームの先輩・後輩対決は、許シンのコースを完璧に読み切った王励勤に軍配。華のある中陣からのドライブプレーを存分に披露してほしかった許シンだが、王励勤に振り回されて中陣に下げられ、ラリーで終始劣勢に立たされた。持ち前の球際のしぶとさも見られず、先輩に道を譲る形になった。

そして惜しかったのはサムソノフ。第6ゲームの0-0で、ロビングからカウンターのバックハンドで打ち抜くスーパープレーを見せ、サムソノフが4-0とリードした場面では陳杞がラケットをスペアラケットに交換(ラバーがはがれてきたため)。その後の陳杞は、明らかにフォアドライブが走っていなかった。最終ゲームも一進一退の攻防になったが、最後まで攻めた陳杞がわずかの差で勝利。陳杞10-9の場面でも、陳杞が3球目フォアドライブをねじ込み、サムソノフが返球できず。アジアとヨーロッパの意地がぶつかり、場内の視線を一身に集める一戦だった。下写真中央は陳杞に声援を送る劉国梁監督