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速報・現地リポート

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世界選手権ロッテルダム大会(個人戦)

メインアリーナの第1コートに入ったのは、地元オランダ男子のエースであるバリー・ヴィジャース。観客も大声援で後押しし、5月8日のベストゲームと言える盛り上がりだった。

対戦相手はアメリカのファン・イヨン。90年代初頭に中国ナショナルチームで活躍した名選手で、全中国選手権3位の実績を持つ。試合はヴィジャースが2ゲームを先取しながら、ファンが3ゲームを連取し、第6ゲームに3回のマッチポイントをつかんだが、ヴィジャースが逆転。最終ゲームもその勢いに乗って10-8から実に5回のマッチポイントを取った。

しかし、ヴィジャースは勝利を意識して硬さが見え、あと一本が取れない。最後はファン・イヨンがドライブ対ドライブの引き合いの安定感で上回り、14-13と逆にマッチポイントを取って「Very good!」と叫ぶ。観客の大声援も届かず、ファンがこの大激戦を制した。