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世界選手権ロッテルダム大会(個人戦)

 アホイ・ロッテルダムの3階にあるコンベンションホールで行われた開会式。てっきりメインアリーナでやるのかと思っていたら、意表を突かれた。一般の観客は入場できず、開幕前日とあって選手の姿もまばらだったが、観客は最初のうちは少ないのだから、割り切った演出の工夫という感じもした。

 ひとりの少女が、弾むピンポン球を追いかけながら世界を回り、6つの大陸でひとりずつ友だちを増やしながら、アホイ・ロッテルダムに戻ってきて再びピンポン球を手にする…というストーリーに沿って演出は進行。アフリカの「ライオンキング」調のダンスや南米のサンバなど、それぞれの大陸を象徴する音楽やダンスが次々と披露されていったが、北米大陸で太めの「にせマイケル(・ジャクソン)」と「にせエルビス(・プレスリー)」が登場したのには参った。こう書かれてもストーリーがよくわからないかもしれませんが、現場で見ていてもあまりわからなかったので、ご容赦ください。

 最後に登場した国際卓球連盟のシャララ会長は、スピーチの中で日本についても触れた。「あのような未曾有の大災害(東日本大震災)を乗り越え、日本チームが世界選手権に参加されたことは非常に嬉しい。しかし、この世界選手権は我々卓球のファミリーにとって、第二の故郷のようなもの。旧交を温めながら、すばらしい時間を過ごす必要があるのです」。そしてスピーチの最後に、大会の開幕を力強く宣言した。

下写真中央が、件のにせエルビス(もう亡くなっているので、偽物しかいませんが)。どの国にもひとりはこういう人がいるのだろうが、なかなかの熱唱ぶりだった(口パクですが)。