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速報・現地リポート

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世界選手権ロッテルダム大会(個人戦)

●男子ダブルス準決勝
馬龍/許シン(中国) 2、4、-6、10、-11、7 鄭栄植/金ミン鉐(韓国)

序盤は緊張からか、金ミン鉐にミスが連続し、一方的な展開になるかと思われたが、中盤から韓国ペアが盛り返した。水谷/岸川戦でも威力を発揮した、韓国ペアのチキータからの展開が中国ペアにも通用した。
中陣での打ち合いでは中国ペアに軍配が上がるが、韓国ペアは片方の選手が前陣につき、バックの前陣カウンターでコースを突く。鄭栄植の小振りの前陣バックドライブは、日本選手にも参考になりそうだ。かつてのペンホルダーがシェークを握ったようなスタイルではなく、新しいスタイルの韓国式シェークドライブ型が出現した。まだふたりとも線が細いが、これでパワーがついてフォアハンドに威力が増してくれば、中国や日本にとっても手強い相手になる。

敗れたとはいえ、韓国ペアの健闘が光る内容だった。下写真左のチキータをしている選手が鄭栄植、パートナーが金ミン鉐。来年のロンドン五輪が終わると、韓国男子の主力になる選手たちだ。