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速報・現地リポート

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世界ジュニア選手権大会

   日本 0-3 中国
 谷岡  -3、6、6,-9、-4  陳夢○
 石川  -8、-11、-6    朱雨玲○
 丹羽  -3、-8、-8    顧玉ティン○

 トップはカットの谷岡対陳夢。陳夢はこの大会09年のシングルス3位の選手。1ゲーム目からしっかりと谷岡のカットを攻めてミスがない。2ゲーム目になって、谷岡のプレーに落ち着きが出て、陳夢にミスが出始めた。1-1とした3ゲーム目、6-2,8-4と谷岡リード。谷岡のフォア攻撃が決まり11-6とゲーム連取し、2-1とリードを奪った。ゲームの主導権は完全に谷岡だ。しかし、4ゲーム目、5-9とリードされたが、8-9,9-9と追いつくも、9-10、9-11、最終ゲームへ。3-5でチェンジエンド。3-6,3-8,4-8,4-9、4-10、4-11、最後は陳夢が谷岡のカットを攻めきった。谷岡のプレーは良かったが、それ以上に陳のプレーが良かった。惜しかったのは4ゲーム目の9-9の局面だった。しかし、相手をほめるべきだろう。
 2番は石川と朱雨玲の対戦。前大会では団体で勝った石川はシングルス決勝で敗れている。1ゲーム目のスタートから朱雨玲が主導権を奪い、2-6と離される石川。8-10まで追いつくが、8-11で落とした。2ゲーム目は五分五分の出足から7-5とリード、石川の速攻が冴え、9-5,10-5、10-6、10-7、10-8、10-9、10-10、10-11、6本連取された。11-11、11-12,最後は速いラリーの応酬を朱雨玲が奪い、11-13で2ゲーム目を落とした。3ゲーム目、2-6と離される。4-9,5-9,6-9,6-11で石川は痛恨のストレート負け。昨年は速攻と相手の攻撃を緩くかわすなどの、緩急の攻守があったが、今回はやや単調になったか。2ゲーム目の10-5からの逆転負けがなければ、試合の流れは変わったはずだ。
 3番は丹羽対顧。力の差は否めない。1ゲーム目、3-11で落とす。2ゲーム目は中盤まで五分だったが、顧の回転あるボールに対応ができなかった。3ゲーム目、丹羽のカウンターが決まるがリードを守りきれずに8本で落とし、中国の勝利が決まった。事実上、初めての大きな国際大会の丹羽。ポテンシャルはあるがいかんせん経験が不足していた。
 中国が昨年のリベンジを果たしたが、1番、2番は日本にチャンスがあった。ストレートで負けたが1本が試合の流れを決めた決勝だった。

*写真は悔しい負けを喫した石川、表彰式の中国と日本