スマホ版に
戻る

速報・現地リポート

トップニュース速報・現地リポート

世界ジュニア選手権大会

 フランスのゴーズィとロビノのダブルスがエキサイティングな勝利でメダルを決めた。相手はチャイニーズタイペイのペア、李佳陞/洪子翔。3-2とタイペイがゲームをリードした6ゲーム目の8-9で、返球の際、タイペイの 李佳陞のユニフォームにボールが当たったとフランスがアピール、 李佳陞も「そうだ」とうなずく。しかし、審判はタイペイのポイントで8-10とマッチポイント。フランスペアは猛抗議。「相手がはいと言ったじゃないか」(He said YES!!!)と食い下がる。ベンチコーチも興奮。タイペイの応援席からSay YES What?(YESと言ったから何だ?)と声がかかると「Shut Up!シャラップ!うるさい」とゴーズィが切れ気味。審判長も出てきたが、結局タイペイペアは知らんぷりを決めた。
 しかし、フランスペアは興奮を抑えつつ、ジュースで逆転勝ち。最終ゲームも声を出さずに興奮を抑えているのがわかる。勝利した瞬間、感情を爆発。2人はジャンプし、抱き合い、メダル獲得を喜んだ。スポーツマンシップとは何か、感情を抑えることとは何か、怒りを抑え、感情をコントロールしたフランスペアだった。