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世界ジュニア選手権大会

 メダルを賭けた準々決勝で日本の谷岡あゆかが敗れ、日本の女子はすべての試合を終えた。
 谷岡の切れたカットに対して中国の戦術はあまりに見事だった。朱雨玲は強攻せずに、相手の回転を利用したツッツキと、浅いナックルボールをうまく混ぜ、浮いたボールだけを狙っていった。谷岡はこのようなナックルボールへの対策、浅いループドライブの処理に課題を残した。しかし、今大会、成長を見せた貴重なカットマンはITTFのインタビューでも、「まだカットのミスは多いし、そのミスを少なくして、攻撃的なカットマンになりたい」と答えている。谷岡はカットの精度を上げているし、バックハンド攻撃も向上している。石川のあとのジュニアの牽引車としての活躍、そして将来シニアでの台頭を願いたい。

●女子シングルス準々決勝
陳夢(中国) 6.9.6.9  ゾルヤ(ドイツ)
顧玉ティン(中国) 6,11,2,7 ノスコワ(ロシア)
朱雨玲(中国) 2,10,2,5 谷岡(日本)
顧若辰(中国) 3,2,-7、8、-9、12 ダス(インド)

*写真は谷岡と朱雨玲