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速報・現地リポート

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世界ジュニア選手権大会

●女子シングルス準決勝
陳夢(中国) 7、-11、5、5、7 顧玉ティン(中国)  
朱雨玲(中国)-8、5、5、8、3 顧若辰(中国) 
●男子シングルス準決勝
丹羽(日本) -12、-13、7,10、-13、11、9ロビノ(フランス)
林高遠(中国) 6,2,8、-8,-4、-3、7 吉村(日本)  

 丹羽はロビノのフォア側のチキータを警戒しながら、ロングサービスや右回転のサービスをロビノのバックに出しながらサービスを組み立てていく。長いラリー戦になるとロビノ、接近戦では丹羽。0-2から2-2に追いつく。第5ゲーム、13-12でエッジボール、13-15で取られた。第6ゲームでマッチポイントを握られながらも何とかしのぎ、最終ゲームに持ち込んだ丹羽、5-3でチェンジエンドするも5-7とまくられる。しかしここから盛り返し、最後は11-9で劇的な勝利。7ゲーム中5ゲームがジュースという大激戦。すばらしい内容の試合だった。敗れたロビノもすばらしいプレーを見せた。これぞ世界ジュニアだ!

 吉村は出足で得意のサービス効かず、0-3とゲームをリードされるが、4,5ゲームからそのサービスも効きだし、2-3と取り返す。勝負の6ゲーム目を6-1とリード、7-2,台上強打も決まり、8-2,バックハンド強打で9-2、9-3,10-3、11-3。両ハンド強打。とりわけバックハンドで一発で決まるドライブがすばらしい。
 0-3から3-3の最終ゲームにもつれ込んだ。3-5から6-5と取り返したが、そこから一気に5本連取され、6-10で勝負あった感じだった。しかし、吉村のすばらしいプレーは会場を沸かせた。

 河野監督「今日の丹羽は調子はあまり良くなかったが、非常に我慢強く頑張った試合だった。昨日と同じような展開をよく戦い抜いた。ロビノの中陣からのボールに苦しみ、丹羽は台の近くでプレーするしかなかった。
 吉村の活躍には正直驚いています。団体戦でも簡単に負けた相手によく頑張った。4ゲーム目からサービスを少し変えたのが効いて、そこから3球目、5球目の速攻がよく決まっていた」

*写真は準決勝で勝った丹羽と敗れた吉村