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速報・現地リポート

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全日本選手権大会

 本誌連載「卓球アナウンサー福澤朗のジャストミート・ピンポン!!」でおなじみの福澤朗アナウンサー。全日本には大会初日から足を運び、選手たちの一挙手一投足を見逃すまいと熱い視線を送っている。大会第3日目の今日、卓球をこよなく愛する男の、心の琴線に触れたものは何だったのか。題して「福澤朗の眼」。

 「今日最も印象に残ったのは、伊藤美誠選手がジュニア準々決勝で敗れた試合での、『涙のスピード』でした。敗戦が決まった直後、伊藤選手の眼にはたちまち涙があふれた。凄まじいとさえ思えるその『涙のスピード』は、伊藤選手が負けず嫌いであることの何よりの証明なんです。今の若い人たちの中で、負けたくないという気持ちをあれほど強く持っている人がいるでしょうか。
 彼女の涙を見た瞬間、絶対にこの子は伸びる、強くなるとぼくは確信しました。まさに天性のアスリートですよ」
(福澤)