スマホ版に
戻る

速報・現地リポート

トップニュース速報・現地リポート

全日本選手権大会

●女子シングルス準決勝
石川佳純(全農) 3、13、8、9 田代早紀(日本生命)
福原愛(ANA) 9、6、7、7 平野早矢香(ミキハウス)

女子シングルス準決勝はいずれもストレートで決着!

ロンドン五輪の推薦出場枠を獲得している石川と福原、五輪イヤーもまだ年頭だが、その仕上がりの良さは他の選手を一歩も二歩もリードしている。

石川は田代をサービス力の差で上回った。試合後、田代は「3年くらい前に選考会で当たったことがあるけど、その時とは回転、長短、コース取り、すべてが違っていた。最初から最後までサービスに対応できなくて、そこがダメだったから良い流れが作れなかった」と試合を振り返った。第2ゲーム、10-8と田代がゲームポイントを奪った場面でも、石川は2本連続でサービスで得点し、田代に流れを渡さなかった。
全日本社会人2位の田代は、初のベスト4入りにも「練習の成果が出せなかった。全然満足していないし、悔しいです」とコメント。レシーブから果敢な攻撃を仕掛けるアタッカーは、まだまだ伸びしろを残している。

平野を完封した福原のプレーも、ここ数年の全日本選手権ではもっとも良い。ずば抜けて良いと言ってもいいくらいだ。競った場面で無理な強打をする場面はほとんどなく、バック表ソフトの軽打で粘り強くラリーをコントロールし、フォアドライブの緩急で得点を重ねる。早いラリー展開には強い平野が、福原のループにブロックミスを連発した。第2ゲームを3-6から8点連取して奪った時点で、試合の流れは完全に福原へ傾いた。

福原愛と石川佳純、ついに決勝でこのふたりが対戦する!