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速報・現地リポート

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全日本選手権大会

●男子シングルス6回戦の結果
水谷隼(明治大) 3、5、5、6 森田侑樹(シチズン) 
時吉佑一(時吉スクール) 9、-6、-9、11、6、-8、7 岸川聖也(スヴェンソン)
松平賢二(青森大) -11、8、3、4、6 小野竜也(協和発酵キリン)
高木和卓(東京アート) 7、-7、8、7、6 伊積健太(中央大)   
松平健太(早稲田大) -10、4、9、8、7 吉田海偉(OVER LIGHT) 
丹羽孝希(青森山田高) 7、2、9、10 大矢英俊(東京アート)  
森本耕平(愛知工業大) 9、9、-6、-12、15、-6、6 塩野真人(東京アート)
吉村真晴(野田学園高) 8、10、9、-8、7 久保田隆三(シチズン)

吉田海偉と松平健太という、10年世界団体モスクワ大会の代表対決は、松平健太に凱歌。試合後、吉田は「自分の調子は普通だけど、向こうが強かった。ベスト16で終わったのは初めてなので悔しい」とコメントした。3月の世界団体ドルトムント大会で代表入りするかどうか、注目が集まる吉田だが、「自分の団体戦の強さは、健太や丹羽には負けていないと思うけど、後は協会の方が決めることですね」と淡々と語った。

6回戦で最後まで残った森本と塩野の一戦は、双方とも力を出し尽くした激闘。打ちも打ったり、守りも守ったり。最終ゲーム、塩野が6-1とリードして勝負あったかと思われたが、ここから森本のカット打ちに一本もミスが出ない。「7ゲーム目はリードされたので、開き直ってただ一球一球、返していくことだけ考えた」という森本だが、そのプレーは神がかっていた。
カーブロングと堅いバックカットで拾いまくった塩野は、「出足が悪くて、攻撃にミスが多かった。組み合わせとしてもチャンスはあったから、ランクに入れたのはうれしいけど、今の試合はすごく悔しい」とコメントした。会場をあとにしようとする観客の足を、その場に釘付けにする一戦だった。