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速報・現地リポート

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全日本選手権大会

●男子シングルス準々決勝
水谷隼(明治大) 4、5、ー10、4、2 時吉佑一(時吉スクール)
吉村真晴(野田学園高) 9、5、ー5、7、ー4、7 森本耕平(愛知工業大)

昨日岸川を破った時吉と対戦した水谷は、サービス・レシーブで大きなアドバンテージを取り、さらに中陣での巧みなコース取りで時吉のカウンターを封じた。1ゲームは落としたものの、まず危なげのない戦いぶりで、連覇まであとふたつとした。

高校3年生の吉村は、すばらしい爆発力を見せた。吉村の打球点の早さは中国選手にも引けをとらない。ミスも出るのだが、それも含めて試合をすべて自分でコントロールしてしまう戦いぶりは、さながら「吉村システム」。一気に連続得点で突き放す迫力満点のプレーを見せている。一発で打ち抜ける3球目バックドライブ、フォアストレートへの切れ味鋭いカウンタードライブが光った。
森本も敗れたとはいえ、昨年のベスト16からステップアップ。「ベスト16まで高校生としか当たらなかった」とは言いながらも、集中力が高く、容易には崩れないステディなプレーを見せた。「吉村くんとは何回かやっていたけど、勝ったのは一回だけ。サービスがうまくてレシーブがあまくなってしまった。大事な一本でミスが出て、流れを変えられなかった」(森本)