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速報・現地リポート

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世界選手権ドルトムント大会(団体戦)

〈日本 3-1 セルビア〉
○平野 6、10、6 エアデリー
○福原 キケン フェヘル
 藤井 -9、-8、5、3、-10 モルナール○
○平野 キケン フェヘル

 日本女子の今日の第2試合、セルビア戦は思いがけない幕切れだった。
 トップで平野がエアデリーのカットを粘り強く打ち崩し、迎えた第2試合。福原が第1ゲームを11-5で取った後の第2ゲーム、福原3-0のリードで対戦相手のフェヘルが足の負傷を訴え、途中棄権。3番藤井はらしからぬ打ちミスが出てモルナールに惜敗したが、4番は平野対フェヘルの対戦となり、セルビア女子チームの監督とフェヘルが自ら歩み出て審判や日本選手団と握手。結果としては日本が3-1で勝利した形となった。
 
 現在、日本チームの小笠ドクターと羽生マッサーが、フェヘルの治療を行っている。1週間前に傷めた右足の親指が、福原戦の途中でまた痛み出したのだという。スポーツマンシップを感じる光景だが、ドクターやマッサーを帯同できるチームは世界でも少ないのが現実だ。

 
 「福原は相手がケガしてなくても勝っていただろうし、4番の平野も勝っていたと思います。相手のケガも複雑だし、藤井が負けたのもちょっと嫌な気分ですね。
 石川が午前中2試合したので、リフレッシュさせるために休ませて、石垣か藤井を使おうと思った。そこで藤井が負けたのでもう一度ふりだしで、明日から再スタートという感じです。平野は平野らしい団体戦の戦い方ができている。
 明日と明後日が勝負ですね。ポーランドも強いです。明日のポーランド戦が一つの大きな山です」(村上恭和監督)

下写真、左からトップで勝利した平野、藤井を破ったモルナール、フェヘルを治療する日本チームの小笠ドクター