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速報・現地リポート

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世界選手権ドルトムント大会(団体戦)

 チャンピオンシップに出場するチームのうち、エントリー変更が判明した選手についてお伝えします。

 まずフランス男子チームでは、チームのエースとして活躍が期待されていたマテネが欠場。傷めていた脇腹の故障を隠して、地元フランスで行われたヨーロッパトップ12に強行出場。結果的に故障が悪化してしまったという。マテネの真面目な性格がにじみ出ているが、フランスチームにとっては大きな痛手だ。
 元ヨーロッパチャンピオンのメイス(デンマーク)も大会出場をキャンセルした。前回のモスクワ大会でもベンチを温めているだけだったが、彼のオールラウンドプレーがここドルトムントで見られないのは残念。また、日本男子チームと対戦するクロアチアの譚端午(08年北京五輪ベスト8)も欠場する。日本にとってはラッキーなニュースだろう。

 また、今日行われた女子予選リーグの中国対ベラルーシで、劉詩ウェンと郭炎がベンチ入りせず、スパーリングパートナーとして帯同したはずの范瑛がベンチに座っていた。劉詩ウェンは昨日の中国チームの練習に参加していたが、郭炎はここドルトムントに来てから一度も姿を見ていない。
 ITTFのエントリーリストではまだ郭炎の名前があるが、施之皓監督は香港の『文匯報』の取材に対し、「もし主力選手で調子の上がらない選手がいたら、エントリーの変更もあり得る」とコメントしている。郭炎はすでに五輪出場権も獲得しているだけに、重要な今大会を欠場するとなると、「ロンドン五輪でもエントリー変更があるのか」という疑問も芽生えてくる。果たして郭炎は現れるのだろうか。