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速報・現地リポート

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世界選手権ドルトムント大会(団体戦)

 大会第2日目のタイムテーブルをお伝えした後ですが、昨日のチャンピオンシップディビジョン・男子予選グループから好ゲームをピックアップ。

 「初日からこんな凄いゲームやっちゃっていいの?」と言いたくなったのが、サブアリーナで行われた韓国対チャイニーズタイペイ。タイペイは前半で荘智淵が朱世赫にストレートで完勝し、陳建安が呉尚垠を破って「あわや」と思わせた。
 しかし、韓国は3番で柳承敏が1点を返し、4番で呉尚垠が荘智淵をゲームオールジュースで下す。この4番も荘智淵が3回のマッチポイントをしのぐという激戦だった。

 そしてラストは朱世赫対陳建安。朱のブツ切りカットはとても打ち抜けないと思われた陳建安だが、どうしてどうして。バッククロスへのキレのあるシュートドライブに、ループドライブからぶっ叩く(という表現が最適)スマッシュなど、完璧な試合運びで2ゲーム先取。最終ゲームも6-9から10-9と逆転し、勝利まであと1点だった。しかし、ここから朱世赫の「コースがわかっていても取れない」3球目シュートドライブ、強烈な回転のループドライブを返球できず、無念の逆転負け。時計は深夜23時を回っていた。

 しかし、この陳建安は強くなっている。球威やコース取りは完全にジュニアクラスを卒業、同じサウスポーの丹羽と比べても球威は上回っているだろう。荘智淵も好調。今大会のタイペイは危険なチームだ。