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世界選手権ドルトムント大会(団体戦)

 ラテン系ペン表速攻のカンテロ、週イチ練習のマスターズプレーヤー何志文、無個性すぎて妙に気になるマチャドなど、ひとクセある選手が揃うスペイン男子チーム。その中でも極めつきの個性派がこの人、アルフレッド・カルネロス。

 ベンチでメガネをかけて静かに座っていると、なにやら大学教授のような雰囲気。しかし、1回の試合で誰かに、何かに、文句をつけずにはいられないところがある。北京五輪で対戦相手と試合後に口げんかをしていたし、昨日のチェコ戦ではコルベルに試合後しつこくまとわりつき、コルベルは顔に漢字で「鬱陶しい」と書いてあった。

 ただし、卓球の腕前はかなりのもの。前陣でのカウンタープレーを得意とする左シェークドライブ型で、飛びつきざまにフォアストレートへ放つシュートドライブなど、コンパクトなスイングでキレのあるボールを放つ。09年横浜大会で、馬琳が苦戦を強いられ、渋い表情をしていたのを思い出す。

 試合で負けた対戦相手をいたわるような優しいしぐさもあるので…と言いたいところだが(下写真右)、どうもこの写真を見る限り、「ちょっと顔貸せや」というキャプションのほうが合っているようだ…。