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速報・現地リポート

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世界選手権ドルトムント大会(団体戦)

〈日本 3-1 スロバキア〉
○水谷 -10、-6、6、8、8 セレダ
 丹羽 -8、7、-8、-8 カイナット○
○松平 8、-5、-8、7、7 バルドン
○水谷 3、6、5 カイナット

 日本、スロバキアを下して4勝1敗となり、予選グループDを1位通過。準々決勝進出を決めた!

 3番松平の試合中に、サブアリーナで行われていたベラルーシ対クロアチア戦の3番で、コラレク(クロアチア)が3-1でプラトノフ(ベラルーシ)に逆転勝ち。日本は3-1で勝てば、無条件で予選リーグを1位通過できることになった。その状況の中でも3番松平の試合は非常に苦しかったが、最終ゲーム3-6でタイムアウトを取ってから下回転系サービスの連続サービスエースで6-6に追いつき、11-7で逆転勝ち。4番水谷へつなぐ、値千金の一勝を挙げた。

 トップでは1点も落とせないプレッシャーからか、プレーが消極的になった水谷も、こうなるとエンジンがかかる。第1ゲーム4-0、第2ゲーム4-0、そして第3ゲームは7-0とどのゲームもスタートダッシュ。威力ある3球目攻撃と相手の待ちを外す軟攻で得点を重ね、あっという間にカイナットを料理した。
 リーグ最下位にも関わらず、スロバキアの選手たちのプレーは真剣そのものだった。松平賢二の頑張りで、ようやく砦(とりで)を落とした、白旗を揚げさせたという感じだ。スロバキアにも拍手を送りたい。下写真中央は松平とクロスゲームを演じたバルドン。

★水谷隼の試合後のコメント
「1試合目の1ゲーム、10-8でリードしていたのに負けてしまって、精神的に苦しくなったのが良くなかった。サービスがあまり効かなかったので、3ゲーム目から違うサービスを組み立てていって、サービスをうまく転換できたのが勝因だった。
 2試合目は、丹羽が2番でやっていて、相手のサービス、レシーブ、特徴もわかっていたので、自分のプレーができた。(松平の試合は)彼が取ってくれないと日本は負けてしまうかもしれないと感じていたので、何とか踏ん張ってくれて感謝しています。グループを1位通過できたし、チーム一丸になって戦いたい」