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速報・現地リポート

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世界選手権ドルトムント大会(団体戦)

 先ほど女子決勝トーナメント1回戦の2試合が終わり、韓国対ハンガリーの一戦は3-0で韓国が制した。前回のモスクワ大会に続く、準々決勝での韓国との対戦。前全日本女子チーム監督の近藤欽司氏に、ここまでの日本女子チームの戦いぶりと、今後の展望を聞いた。

 「今の日本女子チームは福原が軸になって、チームを引っ張ってくれていますね。非常にプレーが安定していて、見ていても安心感がある。そして平野がムードメーカーとなり、出足では緊張している様子だった石川もその雰囲気に乗って、徐々に調子が上がってきた。サービスからの3球目攻撃など、長所が出せるようになっている

 福原は全日本女王となって、ひとつ肩の荷が下りたというか、さらに自信がついてきた感じがする。フォアハンドのバックスイングでひじをリラックスして使えるようになり、スイングのスピードが上がりました。以前は全体的にスイングに力が入っていた。フォアの攻撃力が上がったことで、バックハンドとの連携もさらに良くなっています。

 準々決勝で韓国と当たるのは厳しい組み合わせですが、ここまできたらどのチームと当たるかというより、自分たちがどのように戦うかが大事でしょう。対韓国ではやはりカット対策が重要で、金璟娥は間違いなく2点起用されるはず。あと2点は石賀浄か、朴美英かどちらかでしょう。ただ、金璟娥のプレーは先ほど見ていた感じでは、以前はスマッシュや前後の揺さぶりに対しても余裕を持って対応していたのに、今大会ではあまり余裕がないように感じますね。
 とにかく中国と決勝でやるところまでは、しっかり勝ち上がってもらいたい。準決勝ではシンガポールとの対戦が予想される。前半で勝利を挙げて動揺を誘い、相手のプレーを崩していきたい」