〈日本 1-3 ドイツ〉
水谷 -7、-13、-11 オフチャロフ○
丹羽 -5、-7、-9 ボル○
○岸川 9、6、-5、11 バウム
水谷 -6、-8、-11 ボル○
日本、4番水谷がボルとのエース対決に敗れ、メダルの色は3大会連続でブロンズ。
「こういう舞台のほうが燃える。ドイツにひと泡ふかせたい」と準々決勝後に語っていた水谷だが、地元ドイツでボルと戦うプレッシャーは相当なものがあったのではないか。第3ゲーム終盤では、ボルが一点取るたびに雷鳴のような拍手、地鳴りのような歓声が起きた。
両ハンドのブロックでコースを突き、チャンスにはフォアドライブで決める「ブロッキングゲーム」ではなく、バックでブロック一辺倒になってしまった水谷。レシーブでも、台上バックドライブで積極的に先手を取りに来るボルに対し、水谷はストップで置きにいくプレーが多かった。第3ゲームは5-8で水谷がタイムアウトを取るも、8-10でボルがマッチポイント。ここで水谷、ようやく逆モーションのバックドライブ、フォアドライブの連打が出て11-10と逆転したが、このチャンスも生かせず。
水谷は、第2ゲーム7-3のリードを生かせなかったのが悔やまれる。日本ベンチもタイムアウトは第3ゲームの終盤ではなく、第2ゲームに、より早いタイミングで取るべきではなかったか。