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世界選手権ドルトムント大会(団体戦)

●女子5~8位決定戦
 〈日本 3-0 ドイツ〉
○福原 -10、-6、6、6、10 ジルベライゼン
○石川 -9、8、8、-9、10 呉佳多
○平野 4、8、-8、10 ヴィンター

 サブアリーナで行われた日本女子チームの5~8位決定戦。予選リーグで3-0で完勝したドイツと再び相まみえた。

 カットのイヴァンカンでは不利と見て、ジルベライゼンを2点起用し、3番には前回大会で活躍した若手のヴィンターを起用。日本はジルベライゼンに分が悪い福原がトップで当たり、いきなり2ゲームを連取されたが、ゲームオール10点というスコアで逆転勝ちした。「相手がイケイケでどうしたらいいのかなと…。ジルベライゼンは強いです。試合前に対策を練ったのにボールは男子みたい。途中から戦術やービスを変えたり、積極的に攻めて、勝つことができたので自信になりました」(福原)

 2番は石川対呉佳多。まるでピッチの早いラリー練習のように、前陣で激しいラリー戦を展開。昨年12月のプロツアー・グランドファイナルでは快勝した石川だが、「緊張しました。というか負けると思った。昨日の反省を生かして、最後まで粘ろうと思った」(石川)。トップ福原と同じゲームオール10点でドイツ女子のエースを振り切った。

 3番平野は、ヴィンターに3-1だったが、序盤の快勝ペースが終盤は一転して接戦に。「最後危なかった。しんどかった。でも、メインじゃなかったけど、ああいう中で試合できたのは良かったし、早く次の試合に向けてスタートを切らないといけない」(平野)。日本女子、苦しみながらも3-0のストレートで勝利した。

 明日の朝9時30分(日本時間16時30分)スタートの女子5~6位決定戦では、オランダとの対戦が決定。日本女子はどの選手も順位決定戦を戦うのは初めてだが、試合での集中力は高い。「明日もオリンピックで当たる可能性のあるチームなので、日本にとっては試合ができることは大きい。しっかり頑張ります」。平野早矢香はコメントをそう締めくくった。

下写真:左からジルベライゼン戦での福原、平野を苦しめたヴィンター、試合後の福原と平野