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ロンドン五輪

 ロンドン五輪を前にマスコミが過熱する。日本のマスコミは世界ランキングやチームランキングから見ても、日本男女4種目での銅メダルがいよいよ迫ってきた、というような論調であり、取り上げ方だ。しかし、過去の世界選手権を見てきた者からすると、世界選手権での3位と4位の差は大きい。五輪においては、3位の銅メダルとメダルなしの4位との差は天国と地獄だ。日本勢のメダル獲得は相当に難しいのは言うまでもない。ただし、過去6大会と比べても、ロンドン大会がもっともメダルに近い大会であることは確かだろう。
 海の向こう中国でもマスコミは連日、五輪のプレビューで一色になっている。中国のウェブサイトで以下のような劉国梁監督のコメントを拾った。
「王皓と張継科、ふたりがタイトルを獲る確率は五分五分だろう。それぞれに長所もあれば短所もある。張継科は初めての五輪だが、去年世界チャンピオンになり、メンタルや技術、突破力と多くの面で明らかな進歩が見られる。王皓には2回の五輪での経験があり、金メダリストにこそなっていないものの、十分に誇るべき成績だ。今回も王皓が決勝に進出し、奇跡を起こすことを願っているよ。五輪は出場するだけでも大変なことだけど、決勝に進むのはさらに大変なことだからね。ふたりが自分本来のプレーを見せ、ひとつずつ勝利を重ね、ともに決勝へ進むことを願っている」(華奥星空)
 何が起こるかわからない五輪という大舞台。万全の体制で臨み、金メダル4個が濃厚に思われている中国に隙はないだろうか。