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世界ジュニア

 地元インドの観衆から大きな声援を集めているのが、ブラジル女子チームのブルーナ・アレクサンドレ。3歳の時に血栓症で右手を失ったが、兄の影響で7歳の時に卓球を始め、今年はロンドン・パラリンピックへの出場も果たした。

 フォアに振られるとどうしても体勢は苦しくなり、中陣に下がってしのぐプレーが多いのだが、他の選手にはない独特の間合いと眼を持っている。球速は決して速くないが、中陣からのフィッシュでノータッチを取ったりする。速さでは相手に対抗できない分、回転・コース・タイミングによって、いかに相手の逆を突くかで勝負している。

 女子シングルス予選リーグでは、フランスのプフェフェールから6回のマッチポイントを奪うも、あと1点が遠かった。メディアシートを埋め尽くして応援していたお客さんたちも「オ〜〜ゥ!」とがっかり。そろそろどいて下さいね〜。

下写真がブルーナ。昨日速報に登場したスポーツアナウンサーのグルプラサドくんも、「後で彼女にインタビューするんだ」と言っていた。