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世界ジュニア

 日本 3−0 チャイニーズタイペイ
○谷岡 −5、8、9、−6、8 許雅ティン
○前田 −6、7、−8、7、3 黄郁ウェン
○伊藤 −8、6、2、−6、8 邱嗣樺

 日本女子もチャイニーズタイペイを下し、初戦を白星スタート。しかし、岸卓臣監督は「難敵でしたね〜」と試合後にチャイニーズタイペイを評した。
 タイペイはランキングの上では4番手の許雅ティン(女+亭)をトップ谷岡にぶつけてきた。思い切った用兵術だった。許はフォア表、バック粒高の変則的な前陣攻守で、バックの粒高で巧みに変化をつけ、フォアはひたすらツッツキ、あまいボールだけ強打。とにかく徹底的に粘る、カットマンにはもっともいやなタイプだった。谷岡も勝利を意識して堅くなった印象があり、持ち前のバックドライブにもミスが多かったが、それでも最後の最後まで、必死にボールに食らいついた。ゲームオール8点での勝利、試合後に笑顔はなく、ひたすら安堵の表情だったが、よくトップで勝ってくれた。

 2番前田はゲームカウント1−2の2−5から徐々にリズムを取り戻し、逆転勝ち。サウスポー対決だったが、終盤はうまくコースを突いた。3番で起用された伊藤は、勝利を意識して堅くなる場面もあったが、無理なボールはしっかりツッツキ、フォアに飛ばされたらループでミスを誘い、あまいボールはスマッシュ。ボールのコンセプトがしっかりしていた。

 初戦は苦しんだほうが流れに乗れるケースも多い。続く第2戦、ドイツ戦に期待だ。