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世界ジュニア

 強敵・香港に対して、厳しい試合となったが、ラストはインターハイチャンピオン・前田が締め、日本が決勝に進出!

●女子団体準決勝
 日本 3-2 香港
 前田 −6、−8、13、−9 杜凱琹○
○谷岡 8、−9、8、8 李清韻
○伊藤 7、3、7 林依諾
 谷岡 5、6、−5、−4、−10 杜凱琹○
○前田 4、6、8 李清韻

 非常に苦しい一戦だった。日本を苦しめたのは、香港の「ボンバーヘッド」杜凱栞。上背はそれほどないが、ガッチリした体格で一発のパワードライブは中国女子と互角の威力がある。トップの前田戦では台の中央に構えて、フォアはブロックと軽打で対応し、チャンスボールを強打。サウスポーの前田の広角のコース取りをうまく殺した。

 4番の谷岡戦でも、序盤は打ちミスが連続したものの、中盤から李清韻と同じようにツッツキとループで粘る作戦に切り替えた。最終ゲームは10-8で谷岡がマッチポイントを握っていたのだが、ここから杜が逆転した。試合後に岸卓臣監督は谷岡が2番の李清韻戦で腰を傷め、4番の谷岡戦が始まると同時に、5番前田をすぐ練習に行かせたことを明かした。

 ラストは前田対李清韻。ここまでフォアハンドの感覚が戻らず、谷岡とのカット打ちなどで必死で調整を行ってきた前田だが、準決勝ラストという大一番で闘争本能に火がついたか。積極的なフォアハンド連打とコースの厳しいバックハンドで、ストレート勝ち。日本の決勝進出を決めた。

上写真は前田、下写真は髪型のインパクトがすごい杜凱琹