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世界ジュニア

●男子団体準決勝
 中国 3-1 フランス
○樊振東 9、5、5 ゴーズィ
○林高遠 9、8、9 フロール
 范勝鵬 9、-8、8、-10、-12 アングレ○
○樊振東 9、9、3 フロール

●女子団体準決勝
 中国 3-1 ドイツ
 顧玉ティン 10、-7、-7、-9 P.ゾルヤ○
○朱雨玲 4、2、6 クラフト
○顧若辰 6、-8、12、8 シュー
○朱雨玲 6、7、5 P.ゾルヤ

 団体準決勝で、中国が男女とも1点を落としている。
 まず女子団体準決勝。ドイツのP.ゾルヤが、思い切りの良い攻めで顧玉ティンとのサウスポー対決を制した。顧の強打に対しても決して守勢にならず、ただブロックするだけでなくカウンターで狙っていった。第5ゲーム10-9のマッチポイントでは、P.ゾルヤのバックドライブに顧のブロックが弾かれ、ボールが高く高く舞い上がった。ボールが落ちてくる途中で勝利を確信し、両手を高々と挙げたP.ゾルヤ。谷岡戦での低調なプレーがウソのように、積極果敢な攻撃で、ドイツ女子のエースの面目を保った。

 男子団体準決勝では、3番でこちらもサウスポーのエンゾ・アングレが、右ペンドライブ型の范勝鵬にゲームオールジュースで競り勝った。フランス女子チームからも「アレ!アレ!エンゾ!」の声援が送られる中、回転量の多いフォアドライブで范を押し切った。フランスはエースのシモン・ゴーズイが樊振東に歯が立たなかったが、2番フロールも林高遠と互角のラリー戦を見せていた。
 ガシアン、シーラ、エロワらのメンバーで中国と決勝を争った97年世界選手権を久々に思い出した。ヨーロッパのジュニア男子を牽引するフランス、その実力を十分に見せた。チームワークも最高だ。

写真は上からP.ゾルヤが勝利した瞬間、アングレ、フランス男子チームのベンチ