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世界ジュニア

 写真は世界ジュニア初出場ながら、団体の主力メンバーとして起用されている中国の樊振東(ファン・ジェンドン)。修行中の板前のようなルックスだが、これでまだ15歳。ドラム缶のような筋骨隆々とした体つきで、台上から猛烈なパワードライブを放ったかと思えば、中陣でのつなぎからバックドライブでぶち抜く。
 中国男子チームでいうと、09年世界混合複優勝の張超をよりパワフルにしたタイプか。今年7月のアジアジュニア選手権で優勝し、一躍注目を集めたが、それまでは国際大会にはほとんど出たことがなかった。日本男子にとっては、ある程度手の内が読めていて、打球点が落ちる林高遠よりも、この樊振東のほうが嫌なタイプ。

 ちなみに今大会の中国男子、シェークの3人はいずれも、現世界チャンプの張継科と同じラケットを使っている。準決勝では出場しなかったが、右シェークドライブ型の徐晨皓のフリーハンドは、馬龍によく似ていた。やはり先輩たちへの憧れは強いのだろうか。