スマホ版に
戻る

速報・現地リポート

トップニュース速報・現地リポート

世界ジュニア

 昨日の女子シングルス2回戦、女子シングルスで最後の試合となった加藤美優対メシュレフ戦。10時近くに試合が終わった直後、加藤が突然「ドーピング検査の対象になった」とドーピング担当のスタッフから告げられた。

 ドーピング検査に帯同して会場に残ったチームドクターの西川先生の話によれば、ドーピングルームは4畳半ほどの広さしかなく、検査官はわずかふたり。数カ国の選手たちが呼ばれ、ドーピングルームにはとても入りきれず、外にあふれていた。選手たちが未成年なので、コーチやドクターがひとりずつ帯同するのだから当然だ。結局ドーピング検査が終わり、ホテルに戻ったのは12時近くだったという。「明日試合がある選手をこんな時間まで残したら、他の選手たちとプレー条件の違いが出てしまう。試合がない敗者にやるのが普通です。検査官が名前も名乗らないし、検査官ふたりでは全員を監視下に置くことなんてできないですよ」と西川ドクター。

 電光掲示板の不備や照明が落ちることはあったが、大会の運営そのものはほぼスムーズに進行していた今大会。しかし、ドーピング検査となるとさすがに発展途上だったようだ。