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世界ジュニア

●女子シングルス3回戦
朱雨玲(中国) 5、7、11、3 黄シン(チャイニーズタイペイ)
スッチ(ルーマニア) 10、10、7、−10、8 伊藤
P.ゾルヤ(ドイツ) −5、7、4、−8、10、10 キム・ビョルニム(韓国)
劉高陽(中国) 7、−5、4、8、5 前田
顧若辰(中国) 3、8、−10、5、5 加藤
リリー・チャン(アメリカ) −9、7、6、4、7 A.ムケルジ(ドイツ)
谷岡 7、10、−7、8、7 チオバヌ(ルーマニア)
顧玉ティン(中国) 2、6、3、3 S.ムケルジ(インド)

 ベスト16まで快調に勝ち上がった日本女子だったが、ベスト8入りの壁は厚かった。
 伊藤はヨーロッパの「女王様」スッチに惜敗。第1ゲーム10−9、第2ゲーム10−7とゲームポイントを奪ってから逆転されたのは惜しまれる。スッチに台から距離をとられ、回転量のあるボールでミスを誘われるシーンが多かった。勝ち気な強打者の印象があるスッチだが、さすがに国際大会での経験は豊富。老かいな戦いぶりだった。しかし、史上最年少の世界ジュニア代表として、伊藤の戦いぶりは日本代表の名に恥じないものだった。

 前田は劉高陽とハイレベルな前陣でのラリーを展開したが、第2ゲームを大量リードで奪った後、第3ゲームではうまくリズムを変えられ、緩急をつけて攻められた。この戦術変更についていけないと、中国から連続でゲームを奪うのは難しい。
 加藤は顧若辰から1ゲームを奪った。独特のゆったりとした間合いに強打を混ぜる加藤のプレーに、顧もバックハンドで空振りをするなどいら立ちも見られたが、最後は思い切りの良い回り込みからパワードライブを打ち込んできた。

 チオバヌを堅実なカットで振り切った谷岡は、準々決勝で顧玉ティンと相まみえる。団体決勝2番で敗れた借りを返す時が来た。写真上は谷岡が勝利した瞬間、下は伊藤