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世界ジュニア

●女子シングルス準々決勝
朱雨玲(中国) 8、10、6、13 スッチ(ルーマニア)
P.ゾルヤ(ドイツ) −6、−7、6、10、8、8 劉高陽(中国)
顧若辰(中国) 6、2、5、9 リリー・チャン(アメリカ)
顧玉ティン(中国) 7、10、11、3 谷岡

 中学2年生で初出場した08年マドリッド大会から、5大会連続出場を果たした谷岡あゆかの世界ジュニアが終わった。団体決勝で敗れていた顧玉ティンに、競り合いながらストレートで敗れた。

 第4ゲームはプレッシャーの軽くなった顧に強打を浴びたが、顧は明らかに谷岡を意識していた。第1ゲームのラブオールから、いきなりカット打ちを大きくオーバーミス。決定打に中国選手らしからぬミスが目立った。
 第2ゲームには序盤で谷岡にエッジとネットが続き、さらに中盤でここまで確率の低かった谷岡のバックドライブが次々に決まって、10−5のゲームポイント。ゲームカウント1−1のタイになるかと思われたが、ここから顧が7点連取で大逆転。ここが勝負の最大のポイントだった。続く第3ゲームも5−9から谷岡が追いついたが、最後は顧の強打が決まってゲームカウント3−0。勝負の大勢は決した。

 バックサイドへの強打にはさすがに手を焼いたが、谷岡のカットは今大会で最高の安定感で、凡ミスは非常に少なかった。試合後は悔しさをにじませながら、どこか清々しい表情を見せた谷岡。地元の観衆のほとんどが谷岡に味方し、大きな声援を送った一戦だった。