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世界ジュニア

 上写真は、メディアシートのすぐ前に座っていたドミニク・アビラシュさん。なかなかの男前で、ハイデラバードで一番大きいというテレビ局・サクシTVのスポーツチャンネルのリポーター。
 昼食をとりながら話をしたが、彼によればインドでスポーツといえば、もう圧倒的かつ絶対的にクリケットなのだという。ロンドン五輪の女子ダブルスで銅メダルを獲ったバドミントンもかなり人気があり、ここ数年は不調とはいえホッケーも人気が高いという。

 「インドでは卓球はどうなの?」というと、少し困ったような顔で「最近は少しずつ人気が出てきているね」と言ってくれた。しかし、開会式の開始を待っていた時に周りにいたインド人のTVクルーたちは、「卓球はクリケットの競技人口の1%くらい」と言い切り、こちらが「クリケットは見たことがないし、ルールも知らないんだ」と言ったら驚きで目を丸くしていた。

 中写真は会場のスタッフの人たちが屋外でカレーを食べている風景。ヒンドゥー教では必ず右手を使うので、「じゃあインドには左利きの卓球選手はいないの?」とアビラシュさんに聞いたら、「たしかにいないね。でも宗教が違ったら左手を使ってもいいから、他のスポーツでは左利きの選手を見たこともあるよ」とのこと。
 どの選手もラリー戦には強いインドが、将来日本の好敵手になるとしたら、相性が良いのは台上から速い攻めをする左利きの選手、ということになるかもしれない。

 報道用のメディアシートも、何の仕事をしているのかわからないスタッフと、観客席から降りてくる観客で埋め尽くされてしまった(下写真)。唯一の外国からのメディアである私たちには、どの人もすぐに「どこから来たんだ?」「東京は素晴らしい都市らしいな」「ヒロシマ・ナガサキは学校で習って知っているよ」などなど、すぐに声をかけてくる。でも、あまり「厚かましい」という感じはしないのが不思議。