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平成24年度全日本選手権大会

●男子ジュニア決勝
森薗(青森山田高) 5、7、-7、7 三部(青森山田中)

●女子ジュニア決勝
松平(四天王寺高) -7、9、-3、13、5 浜本(JOCエリートアカデミー)

 男子ジュニアは、台上から終始先手を奪い、前陣でのカウンターシュートドライブの決定率が高かった森薗が優勝。高校2年生で悲願のジュニアタイトル。試合の中盤からは三部が得意のバックドライブを生かして、森薗を大きくフォアへ動かしたが、森薗はフォアに飛びついてからさらにバックに回り込む驚異のフットワークを見せ、最後まで打ち切った。男子ジュニアはヤマダ勢が10年連続の優勝だ。

 「今までずっとJNTに選ばれていたけど、今年初めて外されてしまい、とてもショックでした。自分は元気と気迫だけで勝ってきたようなものなので、今回優勝できて本当にうれしいです。姉が選考会で1位になり、凄いと思っていた反面、自分ももっと活躍したいと思っていた。これからもっと世界で勝てるようになりたい」(森薗)

 女子ジュニア決勝は大激戦。長身を活かした高い守備能力を見せ、フォアサイドを切られたボールや相手の3球目強打もきっちりブロックした浜本。バック対バックのラリーから、浜本のフォアミドルをえぐるような強烈なバックハンドを打ち込んだ松平。ラリーが10球、20球と何本でも続いた。
 ひとつ勝負の分かれ目となったのは第4ゲーム。浜本が12−11と2回目のマッチポイントを取った場面で、松平が後陣から拾ったボールがエッジかサイドか、微妙なボール。この一本がエッジと判定され、松平がこのゲームを逆転。最終ゲームは中盤で一気に離し、勝負を決めた。
  • 森薗、ついにジュニア優勝を達成

  • 松平は2回のマッチポイントをしのいだ

  • 優勝後の会見での森薗(左)と松平