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平成24年度全日本選手権大会

 女子シングルスで中学1年生でランク入りした加藤美優。この1年で最も伸びた選手のひとりだろう。

 左下写真は彼女のレシーブの構えだが、バックサイド寄りに構える選手が多い中で、ここまで中央に構える。そして同じ球質、同じ球速のボールが2本続くということが少ない。「単調」という言葉の対極にある、緩急自在のプレーの中で、相手が予想もしないタイミングから強打を放ったり、相手の体勢を見てループドライブで得点したりする。他の選手とは違う、独特の間合いを持っているのだ。

 彼女は自分自身の中にある「感性」を大事にしながらプレーしている印象を受ける。サービス・レシーブの厳しさはまだまだこれからだが、どういうプレーヤーに成長していくのか、楽しみな選手だ。