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平成24年度全日本選手権大会

●女子シングルス決勝
福原愛(ANA) -6、7、-4、9、8、3 石川佳純(全農)

★福原愛の優勝インタビュー
「まさか今回は優勝できると思っていなかったので、本当に驚いています。石川選手はロンドン五輪で一緒に戦ったチームメイト、試合前は必ず競るだろうと思っていた。手術後、復帰する際に応援してくださった方々の思いを胸に頑張りました」

 福原のショートサービスを台上から石川がバックハンドで決めれば、負けじと福原もフォア連打で石川のバックサイドを打ち抜く。一進一退の攻防が続いた女子シングルス決勝は、福原愛が2連覇を達成した。
 福原は誰もが手こずる石川のハイトスサービスを苦にせず、少しでも長くなれば回転量の多いループドライブでミスを誘い、短いサービスには時折よく切れた深いツッツキレシーブを混ぜる。昨年8月に手術した右ひじは、ベンチに入った張莉梓コーチ曰く「練習の後は毎日アイシングとマッサージをしている。まだ痛みはあるはず」という状態だったが、力強く正確なフォアドライブの連打はそれを感じさせなかった。「今回優勝できて自信になったし、『帰ってこれた』という感じです」と優勝後の会見で語った。

 敗れた石川は決勝後の会見で「競ったところでのサービスと3球目攻撃がまだまだあまいので、そこをしっかり練習していきたい」と課題を語った。決勝の後半は持ち味であるフォアハンドの積極性が出せなかった感があった。「リードした時に守りに入ってしまった。もっと攻めていけていたら、今日の決勝は違う結果になったんじゃないかと思います」(石川)
  • 福原愛、優勝のガッツポーズ!

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