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平成24年度全日本選手権大会

●男子シングルス準決勝
水谷隼(beacon.LAB) 6,-11,2,6,11 大矢英俊(東京アート)
丹羽孝希(青森山田高) 12,-8,-8,8,8,7 松平健太(早稲田大)

 男子シングルス準決勝、水谷vs大矢は4−1で水谷が完勝。水谷は変幻自在のボールさばきの中で、フォアストレートへの攻撃をうまく混ぜて大矢の待ちを崩し、守備力に課題のある大矢のバックサイドを攻略した。試合後、大矢は「すごく勝ちたかったです。めちゃくちゃ調子が良かったんですけど、水谷のボールに対応できませんでした」とコメント。久々に存在感を示した大矢だが、準決勝の壁が厚い。

 準決勝のもうひと試合、丹羽vs松平健はスーパーラリーの連続。丹羽の超高速フォアカウンター、松平の中陣から連発するバックドライブが観客を驚嘆させた。松平がゲームカウント2−1とゲームをリードしたが、丹羽が3ゲーム連取で逆転。「4ゲーム目に勝ちきれなかったのが悔しい。5ゲーム目から丹羽のサービスにうまく対応できなくなったのが敗因です」と松平は試合を振り返った。

 男子シングルス決勝は、水谷と丹羽の「天才サウスポー対決」となった。女子の福原vs石川に勝るとも劣らぬ夢のカードだ。平成22年度大会では水谷が一方的なスコアで完勝し、「完膚(かんぷ)なきまでに叩きのめしたいと思っていた」と試合後に語ったが、果たして今回はどのような結末になるのか?