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 北京五輪金メダリストの馬琳に完勝し、ベンチの劉国梁総監督を沈黙させた松平健太の試合後のコメント。

「組み合わせが決まったときから1回勝ったら馬琳だったので、リベンジしたいと思っていて、その気持ちがプレーにつながった。3年前もリードしていて負けたので、かぶるところもあったけど、自分に言い聞かせながらプレーしました。思った以上に体も動いたし、頭もすごく働きました。馬琳の特徴は回り込みからの攻撃なので、それをどう封じるかの作戦を試合前から立てていて、それがうまくはまった。(2ゲーム目6−0から追い上げられた)1本差まで追い上げられたけど、あそこでタイに持ち込まれたら展開が変わったかもしれないけど、そこで取れたのが前回とは違う。

 タイムアウトを取るタイミングは監督とぼくは一致した。下回転サービスを出されたら徹底的にストップして、後は何も考えるなと言われました。勝った瞬間は、中国選手にはいつも競って負けていて、その選手に勝つことができた。こういう大舞台で勝つことができて、お世話になった人たちに恩返しができた。最後まで勝つこととか考えないようにした。考えるとそれがプレーに出るから戦術だけを考えていた。
 今まで練習してきた内容や練習量に絶対的な自信を持っていたので、それが一番大きい。やってきたのは、どこにでも動けるフットワーク、ブロック、そしてサービスですね」

下写真左は松平健太、右は馬琳のベンチでの劉国梁総監督