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世界卓球パリWEB速報

●男子シングルス4回戦(ベスト8決定)
ボル(ドイツ) 6、7、4、3 岸川

岸川聖也、松平健太に続くベスト8入りはならず。
第1ゲームの出足でリードを奪った岸川だが、中盤で追いつかれると、後はなかなかリードする展開にならず。試合後、「こちらが攻撃しても、さらに早い打球点の両ハンドでカウンターされてしまう。作戦を見いだせない」と岸川が語ったように、岸川の攻めたボールを、ボルはことごとく跳ね返していった。そしてレシーブや3球目でのボルの回転量の多いループドライブに苦しめられた。「実力差がそのまま点数になりました」(岸川)。3種目フルエントリーの岸川と、シングルスのみのエントリーだったボルとの体力面の差も感じられた。

 「ダブルスでメダルを獲れたし、シングルスで16に入ることも相当大変なことなので大きな自信になりました。オリンピックに続いて、シングルスで良い結果が出せたので自信にしていいと思う」と今大会を振り返った岸川。「こんなに良い会場で、こんなに観客の多い中でプレーできるのは、卓球人生の中でもそんなにないので楽しい大会でした。卓球はこうあるべきだと思うし、日本での卓球の試合も参考になる部分は多いと思う」(岸川)。日本男子チームの中では、唯一の03年パリ大会の経験者。岸川聖也の2回目のパリ大会が終わった。