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世界卓球パリWEB速報

●男子シングルス4回戦(ベスト8決定戦)
閻安(中国) 6、6、7、6 荘智淵(チャイニーズタイペイ)
バウム(ドイツ) 9、−9、10、9、2  オフチャロフ(ドイツ)

 波乱が起きた。ロンドン五輪で銅メダルを獲得したオフチャロフがドイツのチームメイト、バウムに完敗し、4回戦で姿を消した。オフチャロフはバックに来たボールは回り込んで強打できるが、フォアへの浅いボールはほとんどがループドライブで、攻撃的なボールが少ない。チームメイトのバウムはそのウイークポイントを見切っているのか、定期的にそこへボールを送り、ループドライブを得意のバックハンドのカウンターや、フォアストレートへのカウンタードライブで攻めた。

 オフチャロフも第1ゲームで大量リードを奪いながら、8ー7まで点差を詰められた時点で早くもタイムアウト。どこかバウムに対して意識過剰なように見えた。第5ゲームは中盤から凡ミスが続き、完全に集中力が切れた状態。あまりにあっけなく、パリの舞台を去ることになった。