速報・現地リポート

トップニュース速報・現地リポート

世界卓球パリWEB速報

●男子シングルス決勝
張継科(中国) 7、8、ー6、12、ー5、7 王皓(中国)

この男を止められる者はいなかった。張継科、2連覇!
序盤から、裏面ドライブを苦にせず、前陣でのバックハンドとバックドライブで対応する張継科に対し、王皓はフォアハンドの手数を増やし、積極的に勝負に出る。不完全燃焼の内容だった準決勝に比べ、決勝は両者とも全力を尽くした内容だった。
王皓としては、7ー2、10ー7とリードした第4ゲームを取りきれなかったのが大きく響いた。7ー4で王皓がタイムアウト、12ー13で張継科がタイムアウト。両選手ともここが勝負と見てタイムアウトを使い、実際にこのゲームが勝敗を分けた。

ロンドン五輪で優勝して、五輪・世界選手権・ワールドカップを制する「大満貫」を達成した後、「もう一度大満貫を達成したい」と語っていた張継科。今回の優勝は、さらなるビクトリーロードへの序章なのか。優勝を決め、観客席に陣取っていた地元・青島(ちんたお)の応援団、そして両親と抱き合い、優勝を分かち合った。