混合ダブルスで唯一、残っていた日本ペア、松平/若宮が敗れた。2ゲームを先取したが、その後逆転負けを喫した。
●混合ダブルス4回戦
キム・ヒョクボン/キム・ジョン(北朝鮮) −5,−2、6,7,6,7 松平/若宮(日本)
星野美香の眼★
一番の敗因は相手選手を勢いづけてしまった点だ。次にストレート攻撃を有効に使えなかった。出足が良かっただけに、その勢いを維持できなかったのは残念だ。
試合というのは、好調なプレー、勢いのあるときだけではないので、勢いがなくなったとき、相手のリズムになったときに自分たちにどう引き寄せるかがポイントである。
1、2ゲーム目を取ったが、3ゲーム目の3−3で北朝鮮の男子が若宮選手のフォアに長いツッツキを入れて、そこから若宮選手がペースを崩した。早くそこから自分たちのペースに戻せれば、勝機はあった。そこで必要だったのはストレートへの攻撃だった。6ゲーム目の日本がタイムアウトを取った後、それが見えたが少し遅かったと思う。