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 5月18日、国際卓球連盟(ITTF)のアダム・シャララ会長に単独インタビューを行った。詳しい話は卓球王国の6月発売号に掲載する。
 今回のITTF総会では会長に再選されたものの、事前に対抗馬のイタリアのステファノ・ボッシ氏にお金に関するネガティブキャンペーンを行われたことにも触れた。「こういうことは初めての経験だったけど、すべてクリアに回答した。結果、私への支持が149、ボッシ氏への指示が53だった。もっと私への支持は低いかと思ったけど、私への支持票は意外でもあった」と語った。
 また、これからは卓球のプロモーションを積極的に、卓球以外の人へ伝える活動を行っていくことを言明し、同時に五輪競技として「26競技の中、いろいろな調査項目の結果、卓球は平均で言えば10番目くらいの位置にいた。欠けている部分を分析し、トップ5のスポーツにしたい」とシャララ会長。
 また、日本卓球協会の木村興治副会長から提案された、ラバーのリバウンド検査による、ラバー性能の制限に関しては、「非常に良いアイデアだと思っているし、2,3の大会で実施したい。次の東京大会(14年)での総会では通過するのではないか」と答えた。ラバーの反発力を制限、または検査することで問題になっているブースター(補助剤)の使用は制限しないが、用具の公平さを保つ方法であることを強調した。
 「来年の東京大会には全く運営面で心配していない。ただ東京という大都市でやることで観客を集客できるかどうかが課題だろう」とインタビューを締めた。