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●男子ダブルス準決勝
ハオ帥/馬琳(中国) 7、9、10、12 水谷/岸川
陳建安/荘智淵(チャイニーズタイペイ) 6、6、ー9、ー9、5、8 王励勤/周雨(中国)

水谷/岸川ペアは中国ペアから第3・4ゲームとゲームポイントを奪ったが、中国ペアの強気の攻めに屈した。また、チャイニーズタイペイの陳建安/荘智淵が殊勲の決勝進出。中国ペアがまたも敗れた。

星野美香の眼★
「敗れたとはいえ、水谷/岸川の素晴らしいプレーも随所に見られた。特に3ゲーム目の中盤、水谷選手の攻めは非常に速く、素晴らしかった。ただ、このゲームの10-7のリードで、落としてしまったのは非常に悔しかっただろう。
 中国ペア、特に馬琳選手の台上技術は、相手が予測できないほど多彩だった。そして台上だけでなく、台から出るか出ないかというボールに対しての技術も非常に高度だった。ハオ帥選手も、2ゲーム目、10-6から10-9へ追い上げられた場面で、フォアへ来た台から出るか出ないかというボールをフォアドライブで攻め、そして4ゲーム目、こんどは9-10とゲームポイントを握られた場面で、シュートドライブでサイドを切るスーパーショット。勝負どころでより厳しいコースを突ける技術があった。それは中国の幅広く、高度な技術を証明するものだ。
 最後に、日本は0-4で敗れたものの、中国に勝つ活路を見いだしたのではないだろうか。3ゲーム目中盤で水谷/岸川ペアが見せた、打球点の早い攻撃を連続でできるようになれば、中国に対しても勝負できると思う」