日本チームの練習が終わって、あとはすることがないので体育館を後にし、ノートルダム大聖堂に行くことになった。
1320年頃に建てられたものだという。重機がない時代にこれだけバカでかいものを建ててしまう人間の力と、それを可能にした宗教というものの恐ろしさにいつもながら暗澹たる気持ちになる。
館内に、貴重な宝という展示があったのだが、そこに日本語が書かれていて「秘宝」「珍宝」と書かれていた。意味は間違っていないが、すでにある種の色がついてしまったこれらの言葉を選ぶセンスが面白い。翻訳は、単に意味が合っていればよいというものではないことの良い例だ。
と、書いたら「珍宝は中国語ではないか」とお二人の方からコメントをいただいた。そうですね。日本語が二つも書いてある必要ないですね。失礼しました。