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ジャパンオープン・荻村杯2013

 ゲームカウント3−0から驚異の粘りを見せ、第5ゲームで2回、第6ゲームで1回のマッチポイントをしのぎ、さらに最終ゲームは6−9からの5点連取で大逆転。まさにチョッパーの本領発揮だった塩野。荘智淵と松平健太を連破した彼は、間違いなく6月21日の「マン・オブ・ザ・デイ」。
 バックカットの守備範囲と安定性は驚異で、松平の緩急をつけた攻めに苦しみながら、最後まで屈することはなかった。「4ゲーム目を取って、ちょっといけるかもと思った。普段やり慣れているので、自分から戦術を変えていこうと思っていました。自分のほうがランクが低いので、挑戦者として向かっていく気持ちだった」(塩野)。明日の対戦相手は03年世界ジュニア王者の李虎(シンガポール)。台風の目はどこまで勝ち上がるのか?