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ジャパンオープン・荻村杯2013

●男子シングルス準々決勝
陳建安(チャイニーズタイペイ) -7、-5、6、-8、4、8、9 水谷
徐晨皓(中国) 8、7、-11、10、-7、8 王励勤(中国)
塩野 -11、7、5、6、5 丹羽
金ミン鉐(韓国) 4、-6、-5、9、4、5 森薗

 日本勢でベスト4に進出したのは、チョッパー・塩野。今大会は第1シードの荘智淵(チャイニーズタイペイ)、松平健太、李虎(シンガポール)、丹羽孝希と、世界ランキングの上位者をことごとくなぎ倒している。まだ大会は終わっていないが、7月発表の世界ランキングがとても楽しみだ(現在の塩野のランキングは188位)。

 準々決勝の丹羽戦では、「1ゲーム目は焦りすぎました」と出足でリードを許したが、2ゲーム目以降は本来の塩野らしいバックカットの粘りで、丹羽の打ちミスを誘った。試合を終えた塩野は「(ランキング上位者を次々と倒したことへの)実感はあまり無いです。以前に比べてカットのスイングも速くなっていて、切れ味が増していると思う。明日も自分らしく1本1本粘るだけです」と語った。準決勝の相手は、水谷を破った陳建安。見応えのあるラリー戦になるだろう。

 一方、敗れた丹羽。打っても打っても自分のコートに返ってくる塩野のカットに、終盤は集中力が切れてしまったように見受けられた。会見では「いつもの練習試合のような形になってしまった。自分の今の実力では、どうやっても塩野さんに勝てないと思ってしまい、途中から気持ちが切れてしまいました。明日はなんとしてもダブルスで優勝したいです」とコメントした。

 また、ベスト4進出を狙った森薗は金ミン鉐に敗れた。「勝てる要素があっただけに、とても悔しいです。相手はチキータが得意だし、最初からやってくると思っていたのに全然やってこなくて、逆に動揺してしまった。しかし今大会は、たくさん収穫があったし、こういう場でプレーできたことが本当に楽しかった」と、試合を振り返った。