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2013世界ジュニア選手権速報

男子シングルス準決勝で敗れ、男子シングルス3位となった森薗政崇。決勝の舞台に立てなかったのは残念だが、団体戦では7勝1敗の活躍で、常にトップで先制点を挙げ、チームの準優勝に貢献。団体とシングルスで孔令軒・周啓豪というふたりの中国選手を破るなど、改めて世界にその名を知らしめる大会になった。

現在、高校3年生の森薗。小学生時代から天才少年として注目を集めてきたが、中学から高校1年くらいにかけては伸び悩んだ時期があり、全国大会でもなかなか結果を残せなかった。全日本ジュニアではベスト8が定位置だった。それが2013年になってから、全日本ジュニア優勝、インターハイ優勝、そして最初で最後の出場になった今回の世界ジュニアでは3位。一気に成績を伸ばしてきた。

台上バックドライブを取り入れたことで、課題としていたレシーブが改善されたことも飛躍の要因だが、試合前の入念な体操や、試合への集中力の高め方など、アスリートとしての意識が非常に高い。ストレッチ中でも、カメラを向けるとすぐポーズを取って田中トレーナーに叱られてますが……。

会場は寒かったけど、キミのプレーは熱かった。大会最終日まで勝ち残り、懸命のプレーを見せてくれた若大将に拍手!
  • ベンチの田勢コーチと試合後に握手