速報・現地リポート

トップニュース速報・現地リポート

2013世界ジュニア選手権速報

●男子団体・第2ステージ第2戦
〈日本 3-0 香港〉
○村松 12、6、-4、7 林兆恒
○森薗 3、7,4 李漢銘
○酒井 5、5、4 孔軍凱

日本は香港を危なげなく下し、第2ステージ・グループFの1位通過を決めた!

トップ村松が林の回転量の多いフォアドライブに1ゲームを落としたが、それだけで攻略できるほど村松のオールラウンドプレーは甘くない。次第にナックルカットの変化も効くようになり、問題なく勝利を決めた。
2番森薗は、台上のフォアドライブが鋭く、下がっても粘り強い李に対し、従来の下回転・ナックルのフォアサービスだけでなく、かつての主戦武器だったしゃがみ込みサービスも使っていった。「高校時代を通じて、自分の卓球は結果重視のスタイルになってしまった。特にしゃがみ込みサービスを封印してしまったのはもったいないと言われる」とインターハイ優勝後のインタビューで語った森薗。これからまた違った森薗スタイルが生まれてくるかもしれない。
3番酒井は前陣でのブロックから目にも止まらぬライジングのバックドライブを決めるなど、終始危なげないプレーを見せ、完勝した。

「大会初戦ということで、選手たちには目に見えない緊張があったが、まずまずのスタートが切れたと思う」と渡邊監督。
「世界ジュニアは一戦一戦、簡単に勝てる試合はないので、厳しい試合になることをイメージしていたし、選手たちが硬くなるのも予想どおりでした。ポーランド戦は、キャプテンを任せた森薗をトップで起用して、良いスタートを切ってもらいたかった。そして前半で相手のエースであるディアスに村松を当てたかったので、ああいうオーダーにしました。
 香港戦はオーダーは予想どおりだし、3番の酒井の相手は実力差がありましたが、一球一球に重みがあった。ちょっと疲れましたね(笑)。今日4人全員を起用して、全員の力を集めないと優勝は難しい。明日からは相手によって、うまく選手を起用して戦っていきたい」
  • しゃがみ込みサービスを復活させた森薗

  • トップで村松から1ゲームを奪った林兆恒

  • ベンチでアドバイスを与える渡邊監督