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2013世界ジュニア選手権速報

 ただいま現地時間は12月3日の午前6時35分。日本では午後の3時35分ですね。この9時間の時差は結構大きなものがあります。昼夜が逆転しているような感覚で、速報らしさがなくなってしまいますが、なるべく速くニュースをアップできるように頑張ります。

 それにしても、昨日の会場は体の芯まで冷えた。日本男子の渡邊隆司監督も「会場が寒いから、ボールが飛ばないんですよ。少し調整する必要がありますね」と言っていた。昨日、中国選手たちのプレーにもうひとつ冴えがなかったのも、寒さがひとつの原因かもしれない。

 そして国際大会での経験から言えば、中国よりも日本のほうが何倍も経験を積んでいる。「中国選手のプレーは明らかに硬かった。国際大会での経験不足は、日本にとってつけいるスキになる」(渡邊監督)。特に中国男子のプレーはナーバス。トップで1点落とすようなことがあれば、大きく崩れる可能性がある。
 また、女子も昨年まで長くジュニアの監督を務め、父親のような雰囲気で選手たちを見守っていた韓華監督から、往年の左ペンドラ・閻森へ監督の座が移った。監督と選手の一体感という点では、昨年のほうが上のように感じる。

 日本は05年世界ジュニアの男子団体決勝で中国を破り、優勝している。水谷隼、岸川聖也、高木和卓、大矢英俊という黄金世代の選手たちがその担い手だった。一方で、この時の中国代表はいわゆる国家2軍チームのメンバーではなく、北京市チームの男子選手たちで、ベストメンバーとは言えなかった。
 今回の中国のメンバーは、「怪物」樊振東がいないものの、ジュニア世代ではトップクラスの選手たち。日本チームにはぜひこの中国を破って、女子は3大会ぶり、男子は8大会ぶりのタイトルを獲得してほしい。
  • 中国青年選手権のチャンピオン、周凱

  • まだ選手との距離感がある?閻森

  • 練習会場で汗を流す孔令軒