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2013世界ジュニア選手権速報

●女子団体準々決勝
〈日本 3-0 ドイツ〉
○平野 6、7、6 ワン・ユアン
○伊藤 8、11、8 クラフト
○森 8、4、4 マンツ

3番森が勝利を決めた瞬間、ベンチの呉光憲監督が「ヨーシ!」と大きな声を出した。手応え、あり。日本がドイツを圧倒してメダルを確定させた。

日本の勝利の要因は、何といってもトップ平野の会心のプレーだろう。ワン・ユアンの高く投げ上げるバックサービスに対してもレシーブが乱れず、低く切るツッツキレシーブで3球目攻撃を封じた。前後の緩急をつけた攻めは絶妙で、特にうなったのが第3ゲーム10-6のマッチポイントでのプレー。4球目で平野のフォア前にやや浮いたボールが来た。ワンが強打を警戒して下がりかけたところを短くフォアフリックでチャンスメイクし、次球をフォアスマッシュで決めた。この落ち着き、とても初出場の13歳とは思えない。

2番伊藤はまだ本来のプレーに比べると動きが硬いが、最後はフォアクロスへの3球目強打を2本連続で決めるなど、要所は締めた。3番森はここまでで会心のプレー。正確なバックブロックで、相手の強打を何本も止め、中陣に下がった相手のボールが甘くなるところを回り込み強打で打ち抜いた。

日本、次の相手は香港か、それとも韓国か。フットワークはあるが、単調な攻めが多い韓国に比べ、変化に動じない杜凱栞がいる香港のほうがやはり不気味な存在。
  • 実に安定したプレーを見せている平野

  • 団体戦を盛り上げる森のガッツ

  • 森の回り込み強打!!!