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2013世界ジュニア選手権速報

 今回の世界ジュニアに出場する海外選手たちは、2020年の東京五輪で各国の主力になり得る、いわば「東京五輪世代」。果たして日本勢の前に立ちはだかるのはどの選手なのか? 男子選手からチェックしてみよう。

 まずは中国。今年もきっちりジュニアの主力級を揃えてきた。エースの梁靖崑は昨年度優勝の樊振東に続き、中国男子の主力になり得るパワーヒッター。左シェークドライブ型の孔令軒、全中国青年選手権優勝の周凱と強力なメンバーで日本の前に立ちふさがる。
 韓国はサウスポーのイム・ジュンフン、昨年度大会の団体準決勝で村松をゲームオールジュースまで追い詰めた右シェークドライブ型、ジャン・ウジンらが出場。対日本となると実力以上のものを出すだけでに注意が必要。
 ヨーロッパの盟主ドイツは、兄のチウ・リァンと弟のチウ・ダンの「邱兄弟」がエントリー。ふたりの父親はドイツ・ブンデスリーガのフリッケンハウゼンでコーチを務め、水谷隼のプライベートコーチでもある邱建新さんだ。兄はオーソドックスな右シェークドライブ型、弟は裏面打法を巧みに使う右ペンドライブ型。

 その他の国は団体戦では脅威になる国は少ないが、ブラジルの強打者カルデラノ、イタリアの天才児ムッティなど油断のできない実力者がいる。モロッコのエース・メルサードは、世界選手権パリ大会にも出場した右シェークドライブ型。日本の海外青年協力隊員として、今年7月までモロッコに赴任していた坂本卓也さんが二人三脚で指導した選手だ。地元開催だけに相当気合いが入っているだろう。
  • 恐るべき強打者・梁靖崑

  • フォアドライブの変化が激しい孔令軒

  • ドイツの親子鷹、チウ・リァン

  • カルデラノはブラジルの新星

  • 地元モロッコのホープ、ザカリア